インプラント治療は長期間にわたって口腔内で機能していく必要があるため、治療後の保証が重要なポイントです。
当院では、インプラント治療に10年間の保証期間を設けており、患者様に安心して治療を受けていただける体制を整えています。
今回は、インプラントの保証期間について、必要性や保証が適用されるケース、適用されない場合について詳しくご紹介します。
目次
■インプラントの保証はなぜ必要か?
◎インプラントの寿命と保証の関係
インプラントの平均寿命は10年以上とされていますが、適切なメンテナンスを行わなければ、トラブルが発生する可能性があります。
そのため、当院では10年保証を設け、長期的なサポートを行っています。
※治療後に適切なメンテナンスを行うことで
10年以上機能させることも十分可能です。
◎保証による安心感
保証があることで、インプラント治療を受ける際の不安が軽減されます。
特に、初めてインプラント治療を受ける患者様にとっては、治療後の安心感が得られる大きなメリットです。
■保証について
◎メンテナンスの継続が条件
インプラントの保証が適用されるためには、定期的なメンテナンスを受けることが必須です。
当院では、メンテナンスにご来院いただけない方は保証が無効になることがあります。最低でも以下のようなメンテナンスを受けることが保証が適用になる条件になります。
- ・1年目~2年目(2年間):1年間に2回以上
- ・3年目~10年目(8年間):1年間に1回以上
◎限度額について
上部構造は10万円まで、インプラント(アバットメント含む)は20万円まで保証されます。
保証限度額に到達するまで保証しますが、この保証は役務保証であり、金銭保証ではないことに注意が必要です。
また、当院ではインプラントを埋入した当日から保証がスタートします。
■保証が適用されない場合
◎メンテナンス不足
定期的なメンテナンスを怠った場合は、保証が適用されません。
インプラントは自分の歯と同じように、定期的なチェックと清掃が必要です。
メンテナンスを怠ると、インプラント周囲炎などのリスクが高まり、保証が無効となる可能性があるので注意してください。
◎外的要因による破損
災害、犯罪行為、外傷などによってインプラントが破損した場合、保証が適用されません。
このように、治療後のトラブルが全て保証の対象になるわけではないため、注意が必要です。
◎健康状態の変化によるもの
糖尿病や骨粗しょう症など、健康状態が大きく変化した場合も、保証が適用されないケースがあります。
治療前の健康状態が保証の適用に影響を与えることがあるため、治療前に歯科医師と十分に相談することが重要です。
◎故意や重大な過失
故意または重大な過失による破損やトラブルが発生した場合、保証が適用されないことがあります。故意にインプラントを損傷させたり、注意義務を著しく怠ったりした結果として発生したトラブルは、保証の範囲外とされるのが一般的です。
患者様自身の行動や習慣によって生じた損害には注意が必要です。
◎経年劣化によるもの
インプラントは長期間使用することが前提ですが、時間の経過により、自然に劣化する場合があります。
この経年劣化による損耗や劣化は、保証期間でも対象外となることが一般的です。
【事前に保証期間と条件を確認しましょう】
インプラントの保証期間は、長期的な治療の安心感を高めるために非常に重要です。
当院では10年保証を設けており、患者様に安心して治療を受けていただける環境を整えています。
保証が適用されるためには、定期的なメンテナンスや自己管理が必要ですが、それによりインプラントの持続性も高まります。
保証が適用されないケースもあるため、治療前に保証の詳細についてしっかりと理解しておくことが大切です。