インプラント治療の豆知識 COLUMN

食いしばりが人工歯根へ与える影響と治療後に噛む力から守る対策

食いしばりが人工歯根へ与える影響と治療後に噛む力から守る対策

無意識の強い噛む力から人工歯根を守るために知っておきたいこと


インプラント治療後に食いしばりや歯ぎしりが続くと、強すぎる力がインプラントを長く使えるかどうかに影響するおそれがあります1。 被せ物の欠けや接続部品のゆるみ、人工歯根を支える骨への負担につながることもあります。人工歯根には神経がないため、強い痛みが出ないまま部品のゆるみや噛み合わせの変化が進んでいる場合もあります。


この記事では、噛む力がそれぞれの部分にどう影響するかの違いから、歯科医院で行う検査の中身、ナイトガード(寝るときに着けるマウスピース)の役割や昼間の意識づけまでを、順にまとめて説明します。朝の顎のだるさや噛んだときの軽い違和感があるときに、次の定期検診を待たずに相談するかどうかを決める目安としてお役立てください。


この記事の要点まとめ


  • 食いしばりは人工歯の欠けや接続部品のゆるみ、骨・歯ぐきへの負担に関係することがあり、痛み以外の変化にも目を向けます。
  • 顎のだるさや噛み合わせの違和感、人工歯の動き・欠けがあれば、歯科医院で噛み合わせや部品、歯ぐきの状態を確認します。
  • ナイトガードの作製・調整を相談し、日中は上下の歯を離す意識と定期メンテナンスを続け、変化を見守ります。

食いしばりが人工歯根へ与える影響を部位別に整理する

食いしばりが人工歯根へ与える影響を部位別に整理する

食いしばりや歯ぎしりによる強すぎる力は、インプラントがどれだけ長く使えるかに影響するおそれがあります1。その力は「人工歯(上部構造)」「接続部品」「支える骨・歯ぐき」の3つの部位に、それぞれ違う形で負担をかけます。まずはご自身の歯(天然歯)との構造の違いを知ることで、どこに変化が起きやすいのかを把握しましょう。


天然歯と違い、人工歯根には力を和らげるクッションがない


人工歯根はご自身の歯と異なり、噛む力を和らげるクッションの仕組みを持たないため、強い力が直接部品や骨に伝わりやすい構造をしています2。 天然歯の根の周りには「歯根膜(歯と骨をつなぐ薄い膜)」があり、噛んだときの衝撃を吸収して逃がす働きをしています。


一方、チタンなどで作られた人工歯根は顎の骨と直接結合しているため、食いしばりのような強い咬合力(噛む力)がかかると、その力を逃がしきれません2。また、人工歯根には神経が通っていないため、過剰な負担がかかっていても痛みや感覚として気づきにくいという特徴があります。


人工歯(上部構造)に出やすい変化:欠け・すり減り・外れ


お口の中で見える人工歯(上部構造)には、セラミックやジルコニアなどの被せ物の欠けや割れ、噛む面のすり減りといった変化が出やすくなります2。仮止めのセメントや接着剤で固定しているタイプでは、横揺れの力が繰り返しかかることで被せ物が外れることもあります2。


とくに奥歯は強い力がかかりやすい場所です。目に見える大きな破損がなくても、表面のわずかなざらつきや小さな欠けから始まることがあるため、普段と舌触りが違うと感じたときは注意して見てみましょう。


接続部品に出やすい変化:ネジのゆるみや破損


人工歯と人工歯根をつなぐ中間の部品(アバットメント)や、それらを固定する小さなネジには、ゆるみや変形が生じることがあります2。ネジがゆるみ始めると、食事で噛んだときに「カチカチ」と小さく音がしたり、被せ物がわずかに揺れるような違和感を覚えたりします。


この段階で歯科医院にてネジを締め直せば、大きなトラブルを防ぎやすくなります。しかし、ゆるんだまま使い続けると、細いネジ自体が折れたり部品が破損したりして、周囲の組織へも負担が広がる可能性があるため、初期段階での確認が大切です2。


人工歯根を支える骨と歯ぐきへの負担と炎症との関係


食いしばりや歯ぎしりがあると考えられる人では、そうでない人よりもインプラントが抜け落ちるなどの失敗が起こりやすいことが、複数の研究をまとめた分析で報告されています1。一方で、人工歯根の周りの骨が少しずつ減っていく変化(骨吸収)については、噛む力だけが原因なのかどうか、研究によって結果が分かれています1。


骨や歯ぐきの変化には、噛む力の負担だけでなく、ばい菌が原因で起こる「インプラント周囲炎(人工歯根のまわりに起こる、歯周病のような炎症)」も深くかかわっています。そのため、違和感があるときは、力の問題と汚れ・炎症の問題の両方から、歯科医院で調べてもらうことが大切です。


影響を受ける部位主に起こりやすい変化気づきやすいサイン
人工歯(上部構造)被せ物の欠け・割れ、すり減り、脱離舌で触るとザラつく、噛み合わせの高さが変わった気がする
接続部品(ネジ等)固定用ネジのゆるみ、部品の変形・破損噛むとカチカチ鳴る、人工歯がわずかに動く感じがする
周囲の骨・歯ぐき骨への過剰な負担、炎症と重なった骨の減少歯ぐきの腫れや出血、噛んだときの鈍い違和感

上記の表のように部位によって現れるサインは異なりますが、複数の変化が同時に起きていることもあります。気になる症状が1つでもあれば、自己判断せず歯科医師の診察を受けるようにしましょう。


食いしばりとインプラントをめぐる3つの誤解


インプラント治療後の食いしばりについては、「痛くないから大丈夫」「食いしばりがあると必ず長持ちしない」「市販のマウスピースで守れる」といった誤解が少なくありません。正しい知識を持つことで、過度な不安を減らし、適切な対応を選びやすくなります。


誤解1:痛みがなければ人工歯根に問題は起きていない


人工歯根には神経がないため、強い痛みがないことだけを理由に「問題は起きていない」と判断するのは控えましょう。 天然歯であれば、強い力で歯根膜が圧迫されたり歯が欠けて象牙質が出たりすると、しみる感じや痛みとして体にサインが伝わります。


しかしインプラントでは、接続部品のネジがゆるんでいたり、周囲の骨に負担がかかっていたりしても、鋭い痛みを感じにくいのが実情です2。朝起きたときの顎のだるさや、硬いものを噛んだときの軽い違和感など、痛み以外の小さなサインに目を向けることが大切です。


誤解2:食いしばりがあるとインプラントは必ず長持ちしない


食いしばりや歯ぎしりの癖があるからといって、すべての人でインプラントに問題が起こるわけではありません。研究では食いしばりと人工歯根や部品の不具合との関連が示されています13。一方で、適切な管理によって負担を抑える対策も提案されています2。


歯科医院で噛み合わせの当たり方を調整したり、睡眠中にナイトガードを装着したりすることで、過剰な力を分散させる対策がとれます2。「自分の癖で高額な治療を台無しにしてしまうのではないか」と過度にご自身を責める必要はありません。今からできる保護対策と定期的な確認を続けていきましょう。


誤解3:市販のマウスピースで歯科医院のナイトガードの代わりになる


ドラッグストアや通販で購入できる市販のマウスピースを、歯科医院で作るナイトガードの代わりとして自己判断で使うのは避けてください。市販品はご自身でお湯などで温めて形を合わせるものが多く、一人ひとりの細かい噛み合わせやインプラントの位置に合わせて厚みを調整することができません。


形や高さが合わないマウスピースでは、噛み合わせの当たり方が変わり、インプラントにかかる力をうまく分散できないことがあります。マウスピースによる保護を検討される場合は、まず歯科医院で噛み合わせを確認したうえで作製を相談しましょう。


ポイント

痛みの有無だけで状態を判断せず、市販のマウスピースを自己判断で使わないことが、結果として人工歯根と噛み合わせを守ることにつながります。


次の検診を待たずに相談したいサインと歯科医院での確認内容

次の検診を待たずに相談したいサインと歯科医院での確認内容

定期メンテナンスの時期がまだ先であっても、お口や顎にサインが出ているときは予約を早めて相談することをおすすめします。歯科医院では、噛み合わせや部品のゆるみ、歯ぐきの状態などを段階的に確認し、原因に合わせた対応を検討いたします。


予約を早めて相談したいサインと、すぐ連絡したい症状


症状の重さによって、受診を急ぐめやすが変わります。次のようなサインがあるときは、次の定期検診を待たずに歯科医院へ連絡し、いつ受診するかをご相談ください。


  • 予約を早めて相談したいサイン:朝起きたときの顎のだるさや疲れが続く、人工歯で噛むと以前と違う違和感がある、ご家族から睡眠中の歯ぎしりを指摘された、被せ物に小さな欠けやざらつきを見つけた
  • すぐに連絡したい症状:人工歯がグラグラと動く、被せ物が外れた、インプラント周囲の歯ぐきが腫れて出血や膿・強い痛みがある

すでにナイトガードを使用している方でも、装置がすり減って穴が空いたり、装着中に痛みや人工歯のゆるみを感じたりした場合は調整や点検の対象となります。遠慮せずにご連絡ください。


噛み合わせ・接続部品・歯ぐきの状態をどう確認するか


受診時には、まず噛み合わせの紙(咬合紙)などを使って、上下の歯がどの位置でどのくらいの強さで当たっているかを確認します2。食いしばりによって周囲の天然歯がすり減ると、すり減りにくいインプラントの人工歯ばかりが強く当たるように変化していることがあるためです。


あわせて、人工歯に揺れがないか、接続部品のネジがゆるんでいないかを丁寧に点検します2。さらに、人工歯根の周りの歯ぐきに腫れや出血、歯周ポケットの深まりがないかを調べます。口腔内スキャナー(iTero)などのデジタル機器を併用すると、歯並びや噛み合わせ、歯のすり減りの様子を3Dデータとして記録でき、以前の状態と見比べながら変化を把握しやすくなります。


レントゲンや歯科用CTで調べること


お口の中を見て、部品のゆるみや歯ぐきの炎症が気になるときなどには、必要に応じてレントゲンや歯科用CTで画像を撮ります。画像では、外からは見えない顎の骨の高さや厚みを調べ、人工歯根のまわりの骨の状態や部品の合い具合を確かめる手がかりにします。


もし人工歯根の周りの骨に変化が見られた場合、それが食いしばりの力によるものなのか、インプラント周囲炎などの細菌感染が関わっているのかを見極めることが大切です1。原因を確かめたうえで、噛み合わせの調整やクリーニング、ネジの締め直しなど必要な処置を組み立てます。


治療時の記録と照らし合わせて変化を見極める


治療後の違和感を詳しく評価するには、手術時や被せ物を装着したときの記録と現在の状態を照らし合わせることが役立ちます。 治療計画を立てた際の歯科用CTデータや装着時の噛み合わせの記録が残っていれば、どの部分にどれくらい変化が起きたのかを一貫した視点で判断しやすくなります。


同じ歯科医師が継続して経過を診る完全担当医制の体制であれば、以前の治療経過を一から説明し直す負担も少なくなります。なお、相談したからといって必ず大がかりな治療や作り直しをしなければならないわけではありません。「今の状態を確かめておきたい」という段階でも、どうぞ気軽にご相談ください。


ナイトガードと日中の意識づけで噛む力からインプラントを守る


食いしばりから人工歯根を守るには、3つの対策を組み合わせることが基本となります。睡眠中の力を分散する「ナイトガード」、起きている間の「上下の歯を離す意識づけ」、そして変化を確かめる「定期メンテナンス」です。「美味しいものをいつまでも食べたい」という願いを長く支えるための具体的な対策を見ていきましょう。


歯科医院で作るナイトガードの役割と限界


ナイトガードは睡眠中の強い力を受け止めて分散し、人工歯や部品への負担を減らすために使います。効果には、噛む力の強さや噛み合わせの状態によって個人差があります。 ご自身の歯型に合わせて作り、顎の動きに沿って力が逃げるよう歯科医師が噛み合わせを調整します。型取りから完成までは、一般的には数回の通院が必要です。


ただし、ナイトガードは歯やインプラントを保護するクッションであり、食いしばりや歯ぎしりという動きそのものを止める装置ではありません。装着し始めの違和感や顎の疲れ、お手入れ不足による虫歯・歯周病などのリスクもあります。


また、使っているうちに装置自体がすり減ったり壊れたりします。入れておけば十分と考えるのではなく、使い続けながら定期検診に持っていき、噛み合わせや傷み具合を確かめてもらいましょう。


パソコン作業中に上下の歯を離す習慣づけ


眠っているときだけでなく、昼間の仕事中などに気づかないまま上下の歯を合わせ続けるくせ(TCH:歯列接触癖)も、人工歯根にずっと負担をかける原因になります。本来、食事や会話をしていないときは、唇を閉じていても上下の歯の間にはわずかなすき間があり、歯どうしは触れていないのが楽な状態です。


パソコン作業や細かい作業に集中していると、気づかないうちに奥歯を噛みしめていることがよくあります。対策として、パソコンのモニターの隅やデスク周りに小さなシールなどの目印を貼り、それが目に入ったら「肩の力を抜いて上下の歯を離す」「深呼吸をする」といった習慣づけを取り入れてみましょう。


定期メンテナンスで対策の効果を確かめ続ける


ナイトガードの装着や日中の意識づけを行っていても、噛む力による負担をゼロにすることはできません2。そのため、数ヶ月ごとの定期メンテナンスを続け、噛み合わせのバランス、接続部品のネジ、周囲の歯ぐき、そしてナイトガードの状態を継続的に確認することが大切です2。


愛知県岡崎市周辺でお仕事やご家庭の予定と両立しながら通院を続ける場合も、違和感が小さなうちに点検を受けておけば、ネジの締め直しや簡単な噛み合わせ調整で済むことが多くなります。結果として、被せ物の作り直しや再治療といった時間的・経済的な負担を抑えることにつながります。


ポイント

睡眠中はナイトガードで力を分散し、日中は上下の歯を離す意識を持ちながら、定期メンテナンスで小さな変化を早めに整えていくことが長持ちの鍵となります2。


なお、インプラント治療自体は多くの場合、公的医療保険が適用されない自由診療(自費診療)であり、1本あたりの一般的な費用相場は30万〜50万円程度です(記載した金額は一般的な相場であり当院の費用ではありません。当院の費用は診察のうえでご案内します)。また、インプラントには外科処置に伴う腫れや痛み、神経・血管の損傷、術後のインプラント周囲炎や部品の破損といったリスク・副作用があります。


治療期間はおおよそ3ヶ月〜1年程度かかり、長期的な維持には術後の定期メンテナンスが求められます。修理やメンテナンスの費用、保証の条件などが気になる場合も含め、まずは現在のお口の状態を確認するためにお気軽にご相談ください。


よくある質問


Q. 歯の食いしばりは放置すると悪化しますか?


A. 食いしばり自体はストレスや集中の度合い、睡眠の質などによって強くなったり弱くなったり変動します。ただし、食いしばりの癖をそのままにしていると、天然歯のすり減りや知覚過敏、顎関節への負担、そしてインプラントの人工歯の欠けやネジのゆるみといったお口の中への影響は少しずつ蓄積していきます2。ご自身で止めるのが難しい無意識の癖だからこそ、ナイトガードなどで歯や人工歯根を守る対策を早めに始めることが大切です。


Q. 枕の高さと睡眠中の食いしばりには関係がありますか?


A. 枕が高すぎたり低すぎたりして首や顎の筋肉が緊張し、頭の位置が不安定になると、睡眠中に無意識に顎に力が入って食いしばりにつながりやすいと言われることがあります。仰向けに寝たときに首の自然なカーブが保たれ、呼吸がしやすい高さの寝具を選ぶことは、首や顎まわりの緊張を和らげるひとつの工夫になります。ただし、寝具の見直しだけで食いしばりがなくなるわけではないため、歯科医院での噛み合わせ確認やナイトガードの活用とあわせて取り組むようにしましょう。


Q. インプラントの人工歯が欠けたり緩んだりしたときの応急処置や修理費用はどうなりますか?


A. 接続部品のネジがゆるんでいるだけの場合は、歯科医院でネジを締め直して噛み合わせを調整する処置を行います。人工歯(被せ物)が大きく欠けたり割れたりした場合は、修理または作り直しが必要になります。自由診療で被せ物を作り直す費用は、一般的な相場で5万〜15万円程度かかることがあります(一般的な相場であり当院の費用ではありません。当院の費用は診察のうえでご案内します)。


医院ごとに設けられている保証制度の対象になるかどうかは、定期メンテナンスの受診状況やナイトガードの使用状況などの条件によって異なるため、受診時に歯科医院へご確認ください。


Q. インプラントの治療費や修理費用は医療費控除の対象になりますか?


A. なくした歯でまた噛めるようにするためのインプラント治療や、その働きを保つための修理の費用は、原則として医療費控除の対象になります。1年間(1月1日から12月31日まで)に、ご自身と、いっしょに暮らして家計が同じご家族が払った医療費の合計が10万円をこえたときがめやすです。所得の合計が200万円より少ない方は、その5%をこえたときが対象になります。


確定申告をすると、所得に応じてお金が戻ってきます。申告には領収書が必要になりますので、大切に保管しておきましょう。


参考文献


1. Häggman-Henrikson B, Ali D, Aljamal M et al. Bruxism and dental implants: A systematic review and meta-analysis. Journal of oral rehabilitation. 2024. PMID: 37589382 / DOI: 10.1111/joor.13567

2. Shafiee E, Nourizadeh A. Bruxism in implant-supported rehabilitations: a narrative review of clinical complications and management strategies. BMC oral health. 2025. PMID: 41068723 / DOI: 10.1186/s12903-025-07005-y

3. Zhou Y, Gao J, Luo L et al. Does Bruxism Contribute to Dental Implant Failure? A Systematic Review and Meta-Analysis. Clinical implant dentistry and related research. 2016. PMID: 25726844 / DOI: 10.1111/cid.12300


荻野 一樹

歯科医師


東岡崎ジョイ歯科

理事長

荻野 一樹

▶ 監修者プロフィール

経歴
愛知県豊田市出身
愛知県立豊田西高校 卒業
国立鹿児島大学歯学部歯学科 卒業
医療法人小室会 小室歯科ステーション診療所 勤務
東岡崎ジョイ歯科開院
医療法人JOY 設立
株式会社ジョイ SONA DENTAL LABORATORY 設立
実習受け入れ実績:名古屋医療秘書福祉&IT専門学校(歯科助手実習)
資格・所属学会
エンジェルキッズ竜美丘園 園医
社団法人日本健康寿命を伸ばす会 代表理事
オステムインプラント公認アドバイザー
大阪口腔インプラント研究会25期生
大森塾8期生
臨床歯科麻酔管理指導医
日本有病者歯科医療学会