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インプラントの構造について


インプラントの構造について知っていますか?

インプラントはいくつかのパーツに分かれていて、それぞれが異なった役割を担っています。

それぞれのパーツと、その役割について解説します。


■インプラントは3層構造が多い


インプラントの多くは3層構造をしています。

ワンピースタイプ、ツーピースタイプもありますが、現在は3層構造のインプラントが主流となっています。


◎インプラント体

インプラント体とは、天然歯でいう歯根に当たる部分です。

歯槽骨内に埋入される部分で、チタンという人体親和性の高い金属でできています。

また、歯槽骨に接する面積を増やし、内部できちんと安定するように、ねじのような形をしています。

直径は3mm~5mm、長さも埋入部位によって6cm~18cmと違います。

インプラント治療の要となるのがこのインプラント体部分で、このインプラント体が脱落した時がインプラントの寿命とされています。


◎アバットメント

アバットメントはインプラント体とその上の上部構造(人工歯部分)をつなぐ役割があります。

見た目は小さなねじのような形をしています。

この部分をゆるめたり、締めたりすることで高さを調節することができます。

角度を変えることができるアバットメントもあります。

インプラント体と上部構造をつなぐだけでなく、噛み合わせを良くするための機能を備えているのがこのアバットメントです。


◎上部構造

上部構造とは、アバットメントの上に装着する人工歯のことを指します。

唯一外部から見える部分です。

素材、色、形などをその方の口腔内に合わせて選ぶことができます。

入れ歯やブリッジと違い、天然歯のような色や形を再現できるため目立ちません。

また、セラミックなど汚れが付きにくく欠けなどが起きにくい素材を使用するため、きちんとケアを行えば長く使うことができます。


■埋入~装着、インプラント治療の流れ


◎1次手術

インプラント体を埋入する手術を1次手術といいます。

ドリルのような器具で歯槽骨に穴をあけ、そこにインプラント体を埋入します。

インプラント体を埋入できるだけの骨がなければ、この時に一緒に骨充填剤を入れることもあります。

1次手術の後は、インプラント体が定着するまで2ヶ月~4ヶ月程度の時間がかかります。

定着するまでの期間は個人差があるため、歯科医師が様子を見ながら2次手術の日程を決めます。


◎2次手術

2次手術は、アバットメントを装着するための手術です。

1次手術後、インプラント体の上には歯肉が被っています。

この歯肉を切除し、アバットメントを装着します。


◎上部構造の構築

アバットメント装着後、歯肉が治癒したら、上部構造の構築に進みます。

歯肉を含むアバットメント付近の型どりを行います。

この時、人工歯のご希望の色や形、素材などについても決定します。

とった型は色や形の希望についての情報とともに、技工所という人工歯を作製する専門の場所に送ります。

1~2週間程度で人工歯が完成してきますので、お口の中に装着します。


◎メンテナンス

インプラント治療では、治療後のメンテナンスが重要になります。

清掃面、嚙み合わせの調整などを定期的に行うことで、インプラントの寿命をのばすことができます。

インプラントを快適に使用していただくために、2ヶ月~4ヶ月に1度くらいを目安にメンテナンスにご来院ください。


【インプラントの3層構造にはそれぞれの役割がある】

インプラントの3層構造にはそれぞれの役割があります。

それぞれの部位は1次手術、2次手術というように段階を踏んで埋入、装着されます。

それぞれの役割と、どのようなタイミングで処置を行うのかについて知ると、長い治療期間も安心して過ごせるといっていいでしょう。


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東岡崎ジョイ歯科
院長
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