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総入れ歯の方へ


総入れ歯を入れている方に共通したお悩みはいくつかあると思います。

そのお悩みの多くは、総入れ歯が歯槽提という柔らかい部分で入れ歯の位置を維持させている仕組みから起こる「不安定さ」や「違和感」によるものです。

そのお悩みを解消する方法として、インプラントで総入れ歯を固定するという選択肢があります。

インプラントオーバーデンチャーとオールオン4について解説します。



■こんなお悩みありませんか?

◎しっかり噛めない

総入れ歯は歯槽提という柔らかい組織の上に吸着して使うため、時には噛む力が天然歯

10分の1程度になることもあります。

そのため、患者様によっては物が噛みにくい、力が入れづらいと感じる方もいらっしゃいます。


◎痛みがある

入れ歯はプラスチックでできていて、柔らかい口腔内の組織を傷つけることがあります。

少しずつ調整することで良くなるケースもありますが、痛みの原因ががたつきであった場合、解消するのが難しいケースもあります。


◎外れてしまう

入れ歯は吸着で固定されているため、吸着がゆるいと、食事時やお話をしている時に外れてしまうことがあります。


◎物が挟まる

入れ歯と歯槽提の間にものが挟まると痛みが出たり、傷になったりします。

特にゆるい入れ歯に起こりがちです。


◎お手入れが難しい

入れ歯は就寝時に外して清掃し、水に保管しておく必要があります。

ブリッジやインプラントにはない作業なので、面倒だ、難しいと感じる方がいらっしゃるかもしれません。



■新しい選択肢として

◎インプラントオーバーデンチャー

インプラントオーバーデンチャーは、インプラントにマグネットなどの連結用の素材を取付け、入れ歯とインプラントをつなぐことで噛み合わせを回復させる方法です。

連結部には、マグネット、ボール、バーなどが使われます。

入れ歯部分は患者さんご自身で取り外しが可能ですが、インプラントの部分は歯槽骨に固定されているため、とても安定した噛み心地を得ることができます。

また、全ての歯をインプラントにすると費用が高くなりますが、インプラントオーバーデンチャーの場合は最小2本のインプラントで入れ歯の固定が可能なため、費用をおさえることができます。

また、手術時の体の負担も減らせます。


◎オールオン4

オールオン4とは、総義歯(片顎)を4本のインプラントでバランスを取りながら支える方法です。

上記のオーバーデンチャーと違い、患者さんご自身での取り外しはできません。

取り外しての清掃の手間はなくなりますが、定期的に歯科医院に通い、クリーニングを受ける必要があります。

4つの固定源をバランスよく配置し、力をかけやすい形にするため、噛む力は一般的にインプラントオーバーデンチャーより強いといっていいでしょう。

固定式なので外れる心配もありません。

また、オーバーデンチャーよりもインプラントの埋入本数は多くなりますが、ご自分の歯のように使え、違和感がないというメリットを考えるとコストパフォーマンスは良いといえるでしょう。

また、通常のインプラントは骨が薄いと埋入が難しいケースもありますが、オールオンフォーは骨が厚い部分を選んで埋入することが可能なため、通常の1本単位のインプラントが入れられないといわれた方でも治療を受けられるケースが多いです。



【総入れ歯にお悩みの方は】

総入れ歯は使いにくい……その思いを解消してくれるのが、インプラントオーバーデンチャーやオールオン4などの、インプラントを固定源にした入れ歯です。

とても安定感があるだけでなく、埋入本数が少ないため、価格や体への負担が抑えられるのが特徴です。

総入れ歯をご使用中で、お悩みをお持ちの方は、ぜひ一度インプラントオーバーデンチャーやオールオン4を検討してみてはいかがでしょうか。



東岡崎ジョイ歯科
院長
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