インプラント治療は痛い? 局所麻酔と静脈内鎮静法の違いを解説 | 岡崎市の歯医者|東岡崎ジョイ歯科|土日祝診療

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インプラント治療は痛い? 局所麻酔と静脈内鎮静法の違いを解説


インプラント治療を検討している方にとって、気になることのひとつが「手術は痛いのではないか」という点ではないでしょうか。

痛みに対する不安を持つ方も多いですが、治療中は強い痛みを感じることはほとんどありません。


現代の歯科医療では麻酔技術が進歩しており、患者様の負担を軽減した治療が可能になっています。

ここでは、インプラント治療で使われる局所麻酔と静脈内鎮静法の違いについて詳しく解説します。


■インプラント治療で痛みはあるのか?

◎手術中は麻酔で痛みを抑えられる

インプラント手術は局所麻酔を使って行うのが基本です。

麻酔が効いている間は痛みを感じることはほとんどありません。

もし痛みを感じた場合でも麻酔を追加し、痛みをなくしてから治療を行います。


◎術後の痛みや腫れは個人差あり

手術後は麻酔が切れると痛みを感じることがあります。

ただし痛み止めが処方されるため、医師の指示に従って適切に服用することで痛みを回避していきます。腫れも数日〜1週間程度で落ち着くことがほとんどです。


■局所麻酔とは?

◎処置を行う部分だけをしっかり麻酔

局所麻酔とは、インプラントを埋め込む顎の部分に麻酔薬を注射し、痛みを感じなくさせる方法です。

歯科治療でも一般的に使われており、親知らずの抜歯や根管治療でも用いられています。


◎メリットと注意点
  • メリット:安全性が高く、術後の回復も早い

  • 注意点:局所麻酔は痛みを抑えることはできても、意識ははっきりしています。音や振動を感じるため、手術に不安を強く感じる方には緊張を和らげにくい場合があります


■静脈内鎮静法とは?

◎うとうとした状態でリラックスできる麻酔

静脈内鎮静法とは、点滴を通じて鎮静薬を投与し、半分眠ったようなリラックス状態に導く方法です。

インプラントの手術に関して不安が強い方に選ばれることがあります。


◎全身麻酔とは違う

意識を完全に失わせる全身麻酔とは異なり、静脈内鎮静法では声をかけられると反応できる程度の意識は残ります。

安全性が高く、身体への負担も少ないのが特徴です。


◎静脈内鎮静法だけでは手術はできない

大切なポイントは、静脈内鎮静法は不安を和らげるための方法であって、痛みを取る効果はないという点です。

そのため、実際の手術では必ず局所麻酔と併用します。


■局所麻酔と静脈内鎮静法の違い

◎患者様の意識の有無

局所麻酔:意識はある、痛みを感じない

静脈内鎮静法:リラックス状態になり、不安や恐怖心を和らげる


◎痛みのコントロール方法

局所麻酔:直接痛みを遮断する

静脈内鎮静法:痛みではなく精神的な緊張を和らげる


◎併用の有効性

局所麻酔で痛みをブロックし、静脈内鎮静法で不安を取り除くことで、より快適にインプラント治療を受けられるようになります。


■どんな人に静脈内鎮静法がおすすめ?

◎手術への恐怖心が強い方

インプラントが怖いという方は静脈内鎮静法を併用することで精神的な負担を減らせます。

また、過去のトラウマで歯科治療に強いストレスを感じる方にも適しています。

複数本のインプラントや骨造成を伴う手術など、処置時間が長い場合にも有効です。


【局所麻酔と鎮静法を併用してリラックスしながら処置を】

インプラント治療は外科手術であるため不安を感じる方も多いですが、実際には局所麻酔によって痛みはしっかり抑えられます。

さらに静脈内鎮静法を併用すれば、精神的な緊張を和らげ、リラックスした状態で治療を受けられるでしょう。


ただし、静脈内鎮静法だけでは痛みを取り除くことはできないため、必ず局所麻酔とセットで行います。

インプラント治療は痛いのではと心配している方も、麻酔方法を理解し、歯科医師と相談しながら自分に合ったスタイルを選ぶことが大切です。


※静脈内鎮静法は別途費用がかかります。


静脈内鎮静法についてさらに詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてください。


東岡崎ジョイ歯科
歯科医師
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