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噛む力と健康寿命


噛むことは健康に大きな関わりがあるといわれています。

8020運動という、口腔機能を維持するために提唱された「80歳まで20本の歯を残そう」などはご存知の方も多いのではないでしょうか。

では、噛むことと健康は具体的にどのような関わりがあるのでしょうか。

噛む機能を高く維持することができるインプラントのメリットと合わせて解説します。



■オーラルフレイルとは

◎口腔機能が衰えること

近年、オーラルフレイルという言葉が広くいわれています。

オーラルフレイルとは「口腔の機能の衰え」のことを指します。

発音や構音がしづらくなった、食事の時にむせなどが起こりやすくなったなど、病的状態と健康な状態の間にある機能の衰えや症状のことをオーラルフレイルと呼んでいます。

この衰えという状態を引き起こさないためには、口腔周囲の筋肉をよく使い、噛む力を維持し続けることがとても重要となります。



■噛むことの効果とは

◎消化に良い

噛むことの効果はたくさんあります。

たくさん噛むことで食物が噛み砕かれ、唾液と混和されます。

唾液の中には食物を消化する酵素が多く含まれているため、これらと食物がよく口腔内で混和され、胃腸に送り込まれることによって、胃腸の負担が大きく軽減します。

より吸収されやすい状態で栄養素を取り込めると、大きな活力のもとになります。


◎脳への刺激

噛むことは脳への刺激にもなります。

噛むことによって血行が良くなると、脳の働きが活発になります。

栄養の吸収が良くなり、さらに脳の機能が高く維持されます。

高齢者の方にとっては認知症の予防などにとても役立つでしょう。

またよく噛んで食べることで満腹中枢が刺激され、肥満や成人病などの予防にも役立ちます。


◎むし歯、歯周病の予防

噛むことによって唾液が出るため、お口の中の自浄作用が高く維持されます。

口腔内にとどまる食物残渣や細菌が洗い流されるため、むし歯や歯周病の予防になります。


◎発音、構音について

噛むことでお口の周りの筋肉の機能が高く維持されていると、発音、構音などにも良い影響があります。

楽しくおしゃべりできるとより社会的になれて、QOL(=Quality of life(生活の質))を高い状態に保つことができるでしょう。



■インプラントの「噛む力」

◎天然歯と同程度

歯を失うと噛む力は大きく低下します。

しかしインプラント治療では、歯槽骨に直接歯根を埋め込み噛む力を得ることから、天然歯と同程度の力を取り戻すことができます。

歯を失ってしまった際は、お口全体の噛む力を維持し続けるためにインプラントを選ぶと良いでしょう。

唾液の自浄作用を維持する、血流の良い状態を維持するという点においても、インプラントは天然歯に劣ることのない治療法です。


◎他の治療法との比較

他の治療法でも噛み合わせを回復することはできますが、入れ歯ではその力は天然歯の1/10程度、ブリッジでは1/6程度といわれています。


◎歯槽骨の増生

インプラントは歯槽骨に直接埋入されているため、力が直接歯槽骨にかかります。

これにより歯槽骨は増生を起こします。

歯槽骨が痩せてしまわないことで、さらに噛む力を維持でき、消化や脳機能にも良い影響があるといえるでしょう。



【健康な体は健康な口腔から】

健康な体は健康な口腔から作られます。

また、噛むことには食物の消化を助けるだけでなく、脳の機能を高く維持したり、むし歯や歯周病の予防をしたり、口腔周囲の筋肉の衰えを防いだりする効果があります。

歯を失った場合は噛む機能が衰えがちになりますが、インプラントを入れればその機能を天然歯と同程度に保つことができます。

喪失歯があり、噛む力を天然歯と同程度維持したい方は、ぜひ一度インプラントを検討してみてはいかがでしょうか。



東岡崎ジョイ歯科
歯科医師
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